新)母子家庭のコツ!

小さい子供二人抱えて途方にくれていた専業主婦の私が、数々のコツを掴んでついに管理職となり、二人の子供たちも有名私大に入学!今は三人で自由に仲良く暮らしています(ここ数年で2人とも独立しました)。 そのコツを全部みなさんにご紹介します!

本当の仕事を教えてくれた彼

世間知らずの私に、仕事とはこういうものだとその仕事ぶりで教えてくれた人がいます。

その人は関連会社から本社に修行に出されてきた人でした。ひょろっと背が高い結婚したての若い男の子。男の子なんて言ったら申し訳ないかな。

彼は事情があって専門学校卒だったんですが、最終的には並み居る本社の高学歴社員たちが舌をまくほどレベルの高い仕事をこなし、3年の約束を2年に短縮して去って行きました。

最初は何も知らなかったのに!

しかも企画部門というとても難易度の高い部署だったというのに!

彼は、初めてなのに誰よりも多くの仕事を引き受けました。ひとつの仕事をするだけでも大変なのに、それを10以上引き受けてしまうんです。当然初めは失敗してボコボコになります。でも彼は迷惑をかけた人たちに土下座に近いお詫びをしながらも仕事量は変えませんでした。

昼休みもほとんど取らず、朝は早く来て夜は遅くまで帰りません。もしかしたら休日も働いていたかもしれません。

私語もせず、ただただ必死に仕事を進めていきます。

一度彼の作っているスケジュール表を見せてもらったことがありますが、一枚の紙に全ての仕事が書かれており、それらはみんな繋がっていました。

どうしてこんなにたくさんの仕事ができるんですか?

と聞いたことがあります。

彼はこう言いました。

仕事覚えるには数こなさなきゃわかりませんよ。そしてそれらを俯瞰して見ることでこの仕事が何なのかがわかるんです。

すごいですねえ

と驚いている私に彼はこう言いました。

こんな仕事に3年もかけてらんないっす。

それ以上仕事の手を止めるのは申し訳なかったので、私はすごすご退散したのですが、ただ日々仕事をこなしているだけの自分と、この仕事を掌握して先に進もうとしている彼との意識の違いに驚きました。

当然彼はどんどん仕事を覚え、最終的には部署全ての仕事を把握しながら発言するというまるで管理職のようなレベルになってしまい、帰らないでくれとみんなが止めるのも振り切って元の会社に帰ってしまいました。

今、彼は異例の若さで部長になったと聞きました。当然です。いずれ社長になることでしょう。

彼はひとつの仕事を見ていたのではなく、その仕事が会社にとってどんな影響を及ぼすのかを見て、会社の将来まで考えていたんだと思います。

彼がそうやってぐんぐん伸びている間、他の社員さんたちは、ただ目の前の仕事をこなし、上司の悪口や同僚の批判で憂さ晴らしし、その日その日を少しでも楽にしようとして必死だったわけです。

結果その人たちはひとつも成長しませんでした。経験を積んだだけ。

でも彼は誰よりも成長し、みんなから尊敬され惜しまれながら去って行きました。

私はそれを見ていて、伸びる人間がどういう思考をしているのかがよくわかりました。

現状に文句を言い、楽をするために言い訳しながら何とか生きていくのがいいか、将来を見据えて現状を自分の手で変えていく生き方がいいのか、それは個々人の考え方次第ですが、私は後者の方がよほど効率的だと思ったんです。

現状が嫌なら、自分の手で変えりゃいいだろ?逃げてんじゃねーよ!

彼の鋭い目は、私たちにそう言っているかのようにいつも光っていました。

それからの私は変わりました。

もちろん彼のようにはできないけど(笑)。