うちの娘はなかなか難しい子です。
強制されることを極端に嫌がり落ちるところまで落ちますが、やる気を出すと信じられないぐらいの成果をあげます。
そんな娘は今の大学が嫌で仕方ないらしく、まるでやる気を出しません。
自分でもこれではいけないと思っているようですが、もう嫌モードにスイッチが入ってしまっているのでどう頑張っても形状記憶合金のように元のモードに戻ってしまうのです。
私は
そんなに嫌ならやめたら?
と言うのですが、大金がかかっているだけに
いや、がんばる!と。
でもまただらける…
そんなことの繰り返しでなかなか決心がつかずに腐っていました。
折しも、私はワーキングホリデーのサイトを発見。
彼女にこんな道もあるよと提示したわけです。
娘は大いに興味を示し、どんなに大変でも1人でやってみたい!と乗り気になりました。
私は娘の人生が開けたように思え、どうせ残りの学費を大学に払うなら、その分こっちに回したほうがずっと有意義だと思っていたのですが…
ここに来て私の両親の猛反対に遭っています。
嫌だからといって投げ出すとは何事!
日本の大学から逃げて海外に行ったところで何にもならないぞ!
という理屈です。
一見もっともなのですが、でも私もよくこの手の「辛抱する力万歳論」でねじ伏せられてきただけにやはりその考え方には納得できないんです。
嫌いな場所で青春の大事な時間を腐って過ごすぐらいなら、どんなに辛い目にあってもやりたいことをやったほうがいいんじゃないかと今は思います。
まあ、私の出せる額はほとんど無いので、相当きついことになると思いますが、それを承知で行くなら構わないと思うんですよね。
だって、これは娘の人生。
私は負荷をかける役目ではなく応援する立場。負荷は親がかけるのではなく世間からかかるもの。
しかし周りを見渡せば、自分の人生観を押し付けて子供を思い通りにしようとしている親がなんと多いことか!
もちろん人の命を奪ったりすることはもちろん、詐欺やその手の悪いことをしようとした時は身体を張ってでも止めなければなりませんが、今回の件は自分の時のように諦めて引き下がる気になれない私です。