子供は本当によく病気になります。
2人いれば順番に、いえ同時に病気になることも当たり前。そして看病するお母さんにうつるのも当たり前。
当たり前なんだけど、会社はそういう社員にまだまだ慣れていないんですよねえ。
ほら、スタンダードが一昔前の何でも妻任せ熱血サラリーマンですからね、無意識にそれと比べられる私たちはたまったもんじゃないわけです。
とはいえ、子供の病気で休むたびにその分のしわ寄せが他の人に行くのを笑いながら見てられるほどアイアンハートではないですよね。
周囲もわかっていながら「またかよ」という目で見る。
すると私達の罪悪感や焦りはマックスになります。
でも熱を出して苦しんでいる子供を見ると、それはそれでかわいそうで、とても置いて出るなんてできない。
母は辛いよ
ですよね。
そんなときに限って家電が壊れたり、想定外の引き落としがあったり、仕事でミスしたり、汁物の鍋をひっくり返したりしちゃうんです。
なんで?なんで私ばっかり…
そこで、出た出た、いつものやつが。
そうなんです。私ばっかり不幸、という被害妄想の渦が見えてきて、すうっとそこに身を沈めると楽ではあるけど泣けてきて、どんどん辛くなるのです。
でもね
なんどもいいますが、それはお天気に文句を言ってるようなもの。
あなたから見れば「私だけ雨が降ってばかり!」なのかもしれないけど、空はあなたを狙い撃ちして雨を降らせてるわけじゃないんです。
だから、それは本来マイナスでもプラスでもないわけです。
だったら、思いっきりプラスに捉えませんか?
わあ!うちの子ったらさすが!今からたくさん免疫つけておけば受験の時楽だわ〜。
しかも兄弟揃ってだなんて効率的!親孝行ね〜。
あら、電子レンジ壊れちゃった。これは頑張って新しいもの買いなさいっていう神様の思し召しかな。それとも電磁波は身体に良くないから使わないレシピを考えなさいっていうご先祖様からのメッセージ?
この請求書、忘れてたあ。でもまだ支払いまで猶予がある!よかったあ!こういうのは早いうちに払った方がいいんだよねー。
ああ、私ってなんて幸せなんだろうー。会社であれこれ言われたって仕方ないもん、どうせみんな長い付き合いじゃないんだし、気にしない気にしない。いつかうちの子が世界に羽ばたくアーティストになったら社会に恩返しってもんよ!
ちょっとバカみたいですが、一度やって見て下さい。
嘘みたいに気持ちが楽になります。
言霊って本当にあるんだなあって思うんですよね。
そんなお母さんを見て、一番喜ぶのはお子さんなんです。
さあ、騙されたと思ってどうぞ!