社会に出た娘が、当たり前のようにいろんな壁にぶつかって苦しんだり悲しんだりしています。
親は
やはり見てられません…
娘が子供の頃のように、
どうか嵐が過ぎ去りますように、
とか
なんとかして解決しますように
などと祈ってしまいます。
でも
ここが我慢のしどころ。
もう娘は子供ではありません。
そして私は若くない。
娘が死ぬまでそばにいることはできないのです。
だから、娘が一人でも立派に生きていけるよう、私は娘から一歩離れなければなりません。
本当は手を貸したい。助けたい。
でも、それは娘を中途半端な生き物にしてしまう…
どうか自分の力で乗り越えてね
母は涙を飲み込んでそう言わなければならないのです。
ただ、そばにいて何でも聞いてあげるだけ。
それだけしかしてはいけないのです。